トップ > 曽我部義明 さん(2010年2月14日・2月28日放送)

第05回 曽我部義明さん5

(2010.2.14,2.28放送)

エコ君:突然ですが、エコの素朴な質問コーナー。曽我部さんに、エコの質問に答えてもらうエコ。マイエンザを開発した曽我部さんですが、曽我部さんは、マイエンザをどうやって使っているエコ?

曽我部:私のところは、まず家内が、台所で匂いが出だすと、すぐキャップ何杯か入れますね。あと、いろんなガラスを磨いたり、トイレに入れたり、お風呂のバスタブをきれいにしたり、あと、洗濯。洗濯にいいんですよ、すごく、洗剤を半分にして、洗濯の時に洗濯機に入れます。全然、仕上がりが違います。そんな使い方してますね。

エコ君:もう1つ質問。がっぽりお金もうけがしたいんだけど、これからのビジネスチャンスはどこにあるエコ?

曽我部:今からは、もう水というのは、世界のキーワードになると思いますね。だから、水ビジネスにも使えますし、そういった意味で、日本の環境技術はすばらしいんで、浄水から工業用水まで、それから下水処理というふうな、水のことをターゲットに取り組んでいただきたいし、私もそういう研究も続けていきたいと思っています。

エコ君:水の技術を持っている日本は、チャンスじゃないエコ?

曽我部:そうですね。おかげさまで、公害問題解消して、技術レベルで世界トップになりましたから、それを世界中に持って行ったらいいんじゃないでしょうか。

エコ君:うーん、なるほど、水がお金になるとは、灯台もと暗しなんだエコ。

曽我部:介護する側もされる側も、気に止めなくて。

菅原:地球をすごく浄化するテクノロジーもあるんですよね。今、高齢化時代で、これから団塊の世代の人も、あと10年もすればそういう部屋に行くと、老人臭とか、糞尿臭とか、それから自分自身でもおしめをしてる人なんかだったら、日中でも夜でもにおったりしますよね。だから、老人施設なんかもこういうの持ってると、スプレーで、すごくいいんじゃないかと思うんですけど。

曽我部:そうですね。松山で2カ所ありまして、公営の老人施設、行ったんですよ。どの部屋歩いても無臭なんです。それからグループホームでも、介護用のトイレありますね。小さなポータブルトイレ。そこへ溜めておくんですね。だから、個室の中で排便をしても、全然匂いがしない。

菅原:夜、ポータブルトイレをみんな個室のところに持ち込んで、這って行かなくてもいいトイレということは使うけど、あれが部屋の匂いの原因で、家族が行くと、もうそういうふうなポータブルトイレのあるところは、洋服に匂いがついて帰ってくるから行きたくないという家族が多いんですよね。それも、ポータブルトイレの中に原液を入れておけばいいんですか。

曽我部:そうです。コップ1杯ぐらい溜めておくんですね。そうすると、介護する側もされる側も、全然相手さんの気に留めなくて、排泄できると。

菅原:普通のトイレにも、ちょっとこれを入れておくと、トイレもにおわないっていうことになるんですか。

曽我部:トイレはにおわないし、一番喜ばれるのは、まだ田舎で下水道がないところ。汲み取りトイレ、便槽にトイレから2リットルぐらい投入しておくんです。次の汲み取りまで、完全無臭でおります。

菅原:それってすごいですね。しかもその汲み取りの便が、自動分解して、有用堆肥に早変わりっていう状態になってるんでしょ。それは、汲み取ったものは、また堆肥センターとかそういうところで、使ってもらわないともったいないですね。

曽我部:もったいないですね。例えば、下水処理場とか、し尿処理場に持っていきますね。そこでもその微生物が増えてくれる。もう1つは、都会ではないでしょうけど、そういうところはバキューム車で汲み取るわけですね。そうすると、ガスやアンモニアのにおいや、浄化水槽のにおいが近所へ。

菅原:周りじゅうですね。

曽我部:これがなくなったというんで、住民の方が喜んでる。

菅原:じゃあ、鶏舎とか豚舎とか、そういうのがあるところでも、そのそこのところで背中に背負って、スチームみたいにバーッってやってもらうと、周りの人たちにハエも来ないし、においもしないしっていう状態になるわけでしょ。

曽我部:なってます。そういう農場は多いですよ。

菅原:次々出てきて。

曽我部:これが製法を公開したおかげですね。実験室で絶対できないです。

菅原:みんなが勝手に使ってくれるから、豚舎のにおいが消えました。それから老人ホームのにおいが消えました。川もきれいになりました。小学校なんかでは植物がどんどん繁茂して、家庭菜園的な学校の野菜がいっぱい増えましたとか、そういうことをたくさん、全国から寄せられるわけでしょ。すごい幸せな感じですね。

曽我部:おかげさまですね。

菅原:地球をすごく浄化するものすごく大きなものが、このテクノロジーにあるんですよね。

曽我部:結果論としてそうなったと。初め、いろんな経験値から生まれていって、なんとかやってみようと思って、何度もいいますけど、製法を公開して、皆さんが試していただいたと。

菅原:それも、ヨーグルトは何ヨーグルト菌じゃなきゃだめっていうのがなくて。

曽我部:そうなんですよ。

菅原:納豆菌だって、いろんな菌がありますからね。全国で違う納豆菌使ってるでしょ。でも何菌だっていいんですもんね。

曽我部:なんでもいいんですよ。

菅原:そこのところが、アバウトなところがすばらしいですね。

曽我部:ありがとうございます。

菅原:はい、ありがとうございました。