菅原:どうぞよろしくお願いします。
長谷川:よろしくお願いします。どうも。
菅原:それでは、みずほの村市場っていうのがどんなところなのか、ちょっとVTRで。これ、人が多いですけど、何曜日ですか。日曜日じゃないんですか。
長谷川:いや、こんだけ多いのは日曜日でしょう。
菅原:あれは生産者の方々?
長谷川:あそこに並んでる写真が、要するに、みずほで販売してる農家の方々ですね。
菅原:皆さん専業ですか。
長谷川:そうですね、ほとんど専業です。
菅原:今は人数は?
長谷川:47か48でしょう。
菅原:かぼちゃが900円って結構いいお値段ですね。
長谷川:そうですか。
菅原:私がスーパーでしか見たことないから笑
長谷川:みずほは農業者が再生産できる値段をつけるという。
菅原:これ、みんな、試食ができるようになってるんです?
長谷川:そうですね、野菜類はできるだけ試食で試していただくというような方法をとってますね。
菅原:じゃ、試食しないのとしたんじゃ、ぜんぜん売れ行き違うでしょうね。
長谷川:例えば、あの、ジャガイモだとか、ダイコンだとかってのは、さほどに試食しなくてもあれなんだけど、珍しい野菜であるとか、あるいは食べ方を変えるということでの試食をすると全く違ってきますよね。
菅原:この試食用の煮物みたいのは、どなたがつくられるんですか。
長谷川:これはみずほの従業員がつくります。
菅原:なんか、ここにいると楽しいですね、食べられて。買い物も楽しいけど、食べるのも楽しいじゃないですか。
長谷川:そうですね、だからお客さんは朝食バイキングだって。
菅原:そんな感じしますよね。1周したらお腹いっぱいになっちゃいますよね。40代より上の方々が多いように思いましたけど、そうでもないですか。
長谷川:やっぱりお客さんは一つの層として40歳を超えた方々が多いですよね。やはり、子育てに没頭している方々から比べっと、いくらかこう、家庭的な、そういうゆとりの出た方が多いようですね。
菅原:そういう意味でも、食の安全とか安心とか、おいしいとかに、こだわりがほんとに持てる世代になった人たちってのが増えてるんですね、今ね。
長谷川:そうだと思いますね。
菅原:なんか無駄に安いものを買いあさると、いっぱい買い過ぎて家で腐らせることあるけど、ああやって吟味して買うっていうことは、買ったものに対する愛情もひとしおっていうか、大事に料理したいなっていう気が起こってきますね。
長谷川:だから、農産物は基本的に、食料品として買うんじゃなくて、食材として、材料として買ってもらうと、これは楽しみが増えると思うんだよね。
菅原:そうですね、これは、どういうふうに料理したらおいしいかなみたいな感じですよね。
菅原:生産者が持続的に、生活が成り立っていくということを前提にした値段を付けるというのがコンセプトと伺いましたけれども。お値段は、農家の方が自分で考えて付ければいいと。
長谷川:そうだね。だから、今までの農業ってのは、農産物を生産するだけでよかったんだよね。今、社会の変化の中で、当然、消費者も農家も責任を持ち合うというかたちになったときには、これは農業経営者になるべきだよね。
菅原:やっぱり、参加してる人たちにとっては、相手が見えて、おいしいっていってくれて、自分が生活が成り立つお値段を付けて、それでも納得して買ってもらえるってことが分かってくるとやる気が出てきますよね。
長谷川:そうですね、やる気というか、責任が増してきますよね。
菅原:みずほはさらに、そこのステージを提供するにあたって責任があるから、もう責任のとれない商品は駄目って感じなんですか。
長谷川:そうですね、だから、まず、商品がそこへ並ぶまでに、意識をただの農産物を販売するんじゃなくて、商品を販売するんだという意識を持って、商品づくりなり、商品として並べられるかと、ここが基本だと思いますよね。