トップ > 涌井徹 さん(2009年11月8日・11月22日放送)

第2回 涌井徹さん1

(2009.11.8,11.22放送)

菅原:地球の未来を守るために、画期的な開発や研究をしている方々や、また、それをビジネスにしていらっしゃる方々をお招きする番組です。そして、こちらがエコ君。

エコ君:僕は、未来の地球からやってきたロボットエコ。地球を良くするために、たくさん勉強するんだエコ。

菅原:いい考えですね。ところで、エコ君、おにぎりは好きですか。

エコ君:大好きに決まってるエコ。梅干し入れたり、おかか入れたり、サケ入れたり、おにぎりは、なんにでも合うスペシャルフードエコ。

菅原:私もすごくおにぎり大好きだけど、きょうはそのおにぎりに関係したお米がテーマなんですよ。

エコ君:お米、おなかがすいて倒れるエコ。

菅原:お米にもいろんな種類があるっていうこと、知ってます?

エコ君:知ってるに決まってるんだエコ、あきたこまちとか、コシヒカリとかエコ。

菅原:魚沼産とか、いろいろあるでしょ。でも、それっていうのは、産地とかそういうものを表してるブランド米っていうんですよね。でも、そうじゃなくて、お米の種類には、無洗米とか、健康にいいといわれる発芽玄米や玄米とか、いろんな種類があるのよ。

エコ君:なんだそっちか。もちろんエコも知ってたエコ。

菅原:それを新しいテクノロジーで、すごく価値のある物をテクノロジーで生み出している人をきょうはお呼びしてます。

エコ君:すばり、お米の達人エコ。

菅原:お米を進化させるといったいどんな時代が来るのか、そして、農業の現実がそういうテクノロジーによって、また、ビジネスというものを、素晴らしい展開をしたときに、どんなふうな時代が来るのか、そんなところも聞きたいなと思ってます。

エコ君:つまりお米の未来の話が聞けるエコね。なんだかおいしそうで、面白そうなんだエコ。

エコ君:今日のゲスト、涌井徹さんは、新潟県の米作り農家の長男として生まれたエコ。そして、新しい農業に取り組むために、20歳のときに家族を連れて秋田県の大潟村に入植したんだエコ。思い切った決断エコ。

エコ君:そこで、お米の産地直送や、無洗米の改良、発芽玄米に栄養価を加えた食品など、お米と農業に関するさまざまな事を改革したんだエコ。でも、一筋縄には行かなかったみたいエコ。

今では、農業発の一流食品メーカーを目指しているというからすごいエコ。

涌井徹

1948年、新潟県十日町の米作り農家の長男として誕生。1967年、新潟県立十日町高校卒業。卒業後、同県立農業教育センターに専攻生として入学し、1968年、同センターを卒業。1970年、大規模な米作り農業を目指し、家族とともに秋田県の大潟村に入植。入植と同時に減反政策が始まり、メロン・ほうれん草・玉葱・小麦などの畑作農業に取り組んだが、干拓地では畑作が向かないため、米作り専業に転職。1987年、「大潟村あきたこまち生産者協会」を設立し、代表取締役に就任。現在、日本のモデル農業として誕生した大潟村で、生産・加工・販売まで手がけ、「農業発の一流食品メーカー」を目指し、日々、取り組んでいる。主な著書:「農業は有望ビジネスである」(東洋経済新報社)。