菅原:皆さん、こんにちは。地球の未来を守るために、さまざまな研究や開発を行っている方にお話を聞く番組です。そして、こちらがエコ君です。
エコ君:今日もたくさん勉強するエコ。
菅原:ところで、エコ君、夢はありますか。
エコ君:エコはみんなのことを幸せにするのが夢エコ。
菅原:じゃあ、今日のお話をぜひ、参考にしてくださいね。今日のテーマは福祉機器。
エコ君:福祉機器って何だエコ?
菅原:それは例えば、車いすとか歩行器のような、高齢者や障害者の自立、そして、自立であるっていうことは幸せになるっていうことで、そういう機械のことをいうんですよ。
エコ君:すごい。まさに人の役に立つ機械エコ。エコの目指すところエコ。
菅原:そして、今回のゲストは岸征男さんです。車いすの機能を見直した、すごく使い勝手が良くて、今まで、こんなのがあったらなと思うような、リフト付き電動車いすを開発した人なんです。
エコ君:一体、どんなロボットなんだエコ?
菅原:実際にここに持ってきてもらっているので、いろいろ聞いちゃいましょうね。
エコ君:今日のゲスト、岸さんは開発者として三菱農機株式会社で働いていたんだけど、入社9年目、31歳のとき、娘、キョウコ ちゃんが髄膜炎という難病にかかってしまったエコ。難病の娘さんを支えるため、岸さんは勤めていた会社を辞め、自ら医療福祉機器を開発する会社を立ち上げたんだエコ。
エコ君:そんな岸さんが手がけた代表作はリフト付き電動車いす、リフティー。この電動車いすでは、今まで不可能だった上下移動ができるようになったエコ。
エコ君:今、日本が抱える福祉制度問題や高齢化社会、そんな問題を解決するヒントが見つかるかもしれないエコ。
エコ君:今回のゲスト、岸征男さんが開発したリフティーがどんな車いすなのか、紹介するエコ。
エコ君:岸さんは新しい車いすを開発するに当たって解決したかった点があったエコ。それは、テーブルへの移動を楽に行うことエコ。車いすからテーブルへの移動の際、ほとんどの場合、介護者のケアを必要とし、またとても大変な作業だったエコ。
エコ君:そして、もう1つは落ちている物を拾うことエコ。座っている高さと床との距離があるため、落ちている物を拾うのも大変な作業エコ。
エコ君:そんな問題を解決するために岸さんが開発したのは、いすの高さを自動で調節する機能。低い姿勢で走行、旋回が可能なため、介護者のケアが必要だった、テーブルへの移動も自分でできるようになったエコ。
エコ君:ベッドへの移動も車いすの高さを調節すれば、このように。落ちている物を拾うのも自分1人で簡単にできるようになったエコ。岸さん、今日はたくさんお話、聞かせてほしいエコ。