ーー加速する高齢化社会、日本。そんな中、あるマットレスが、介護を必要とする高齢者たちに評判を受けています。
利用者:痛みが取れてるいうことは、おかげじゃないかなって、それは思いますよね。
利用者:充血しとった血が、サーッと散ってるね。
利用者:このマットだったら、すぐシャワーで、20分あったら乾きますし、すごく楽になりましたね。介護者が楽になりました。
ーー多くのお年寄りをとりこにするマットレスを開発したのが、小川意房さん。高齢者の生活を明るく快適にすることに全精力を注ぎ、研究・開発をしている、介護商品の開発者です。彼が開発した商品の中でも、特に賞賛されているのが、高反発マットレス、ハッピーそよかぜ。このマットレスは、寝たきりのお年寄りを悩ませてきた床ずれを解消し、また、健常者でも快適な睡眠をサポートする商品として、低反発が主流だった寝具界に新たな金字塔を打ち立てようとしています。果たして、その仕組みとは。
小川:寝られる方の元気になっていかれるスピードも速い。
ーー多額の借金や、がんなど、幾多の困難を乗り越え、開発してきた介護用品。その思いとは。
小川:死んでもやろうというわけですから、これはもう絶対やると。
ーー加速する高齢化社会、日本。その未来のために、私たちが学ぶべきこと、それは。病気と睡眠の関係。
菅原:寝てる間の自動運動がきちっとできる。
小川:本当にいい状態で寝ることであれば、まず、健康で、跳ねちゃう。
菅原:今、眠りが非常に重要視されてます。それは科学的な治験として、うつ病患者が増えてきたんですけれども、それが眠りの質を良くすることで、もしかしたら、うつもすごく治りやすいんじゃないかというような話も出てきてるんですね。ぜんそく、アトピーの人にとっても、眠りっていうのは非常に大事で、ベッドやマットレスが非常に大きな、病気の、悪くするのにも、良くするのにも関係してんですね。ですから、きょうはそういうことも含めて、具体的に、科学的に研究されて、それを開発された小川さんには、ぜひともその辺を詳しく伺いたいと思います。