トップ > 小川 意房さん(2010年3月14日・3月28日放送)

第14回 小川 意房さん3

(2010.6.13,6.27放送)

菅原:寝返り回数がきちっと確保されてると、熟睡したという感じで、最終的にはこういうものの、寝返りうちやすいマットレスが、とても大事なんだということになるでしょうね。

小川:本当にいい状態で寝ることであれば、まず健康でいられる。ところが、そうでない睡眠をとってしまうと、まさに健康を害してしまう。床ずれもその一例かと思います。

ーー良い睡眠をとることが、床ずれ防止にどれだけ効果があるのか。実際に自身の病院でハッピーそよかぜを使っているドクターに話を聞きました。 ドクター ハッピーそよかぜの利点っていうのは、まずは寝心地でしょうね。圧力を逃す力っていうのも非常に高い。床ずれっていうのを予防するのに、非常に効果がある。実際に床ずれになってしまった人の、それ以上の進達っていうのを、深くなるっていうのを、あるいは、重症になっていくのっていうのを、止める効果もある。

ーーさらに、深井先生は、床ずれの予防に欠かせないことがあるといいます。 ドクター 皮膚を清潔に保っていただくっていうのが必要になりますね。

ーー床ずれになると、皮膚に傷ができ、寝汗などの湿気により皮膚が蒸れて、細菌感染を起こすことがあります。蒸れは床ずれの天敵です。しかし、ハッピーそよかぜは蒸れに対しても予防効果があります。ポリエステルでつくられたヘチマ構造体のため、通気性が良く、湿気や熱をためにくいので、蒸れにくくなっています。このデータは、床ずれの患者さん9人を対象に、皮膚とマットの間の湿潤度を測定したものです。緑の棒グラフがハッピーそよかぜ、青色がエアマットレス、オレンジ色は通常ウレタンマットレスです。湿潤度が低いほど蒸れにくいことを表しています。このグラフを見ても分かるように、半分以上の患者さんで、ハッピーそよかぜを使ったときの湿潤度が最も低くなっています。そして、3つのマットレスの湿潤度の平均値を見ても、ハッピーそよかぜの湿潤度が一番低く、蒸れにくいことが、科学的にも実証されています。この写真は、実際に床ずれの患者さんがハッピーそよかぜを使用した際の、床ずれの経緯を表したもの。ご覧のとおり、1週間で、その傷はかなり軽くなっています。ここで、先ほど低反発素材と高反発素材の弾力について比べたように、同じくそれぞれに水を流して、水分の吸収について比較してみました。

小川:ウレタンは、どんどんどんどん水を吸収していきますので、まったく出てこない。こういうふうに、本当に湿気がしっかり出ております。高反発の製品は、ビジュアルで、すぐお分かりいただけると思うのですが、こういうふうに全部流れてしまいます。

菅原:体液だとか、病人の人のいろんな失禁したものが、マットレスの中にたまらないということで、病気を治療する、予防する、ひどくしないということに、ものすごく大きいですね。

小川:そうですね。蒸れというのが、カビを発生させたり、体に非常に良くないことが分かっております。

菅原:アンモニアだとか、汗だとかは、たまっていくとどんどん、いわゆる微生物の中でもダニの温床になりますよね。

小川:そうですね。不健康な部分ですけれども、こちらの高反発は、SEKといいまして、抗菌の上のレベルの制菌という素材で製作しております。したがって、カビ・ダニはまったく発生しません。

菅原:菌を置いたときに、その後24時間後とか、48時間後に、増えてるかどうかですよね。

小川:そうです。

菅原:増えてまったくいない。1が1,000になるか、1万になるかだけど、1は1のまんまだと、そういうことですね。

小川:そうですね。非常に清潔ですね。

菅原:これだったら、まず生息できないから、ダニの居るような湿度の高い部屋であっても、このマットレスの下に行っちゃうわけですね、ダニが。直接触れ合わないから、アトピーの人たちにもいいという可能性、ありますね。

小川:大いにありますね。実際にそういう問題点を持ってる方々がお休みになって、非常に好転してるというご意見はたくさん頂きます。

菅原:私も本を読んで、これ、初めて見たんですけど、直感的に、これは本当に、高齢者が増えていく今の日本では、みんなが知っておかなくちゃいけないような、すごいものなんじゃないかと思って。

小川:困ってる人たちにとっては、まさに助けになるのではなかろうかと思って製作しております。